当院では、このたび高濃度ビタミンC点滴療法を開始いたしました。
高濃度ビタミンC点滴療法とは、高用量のビタミンCを静脈から直接投与する点滴療法です。ビタミンCの持つ抗酸化作用などさまざまな作用を利用することを目的として行われます。
ビタミンCは、私たちの身体にとって必要不可欠な栄養素のひとつで、抗酸化作用をはじめ、コラーゲンの生成などさまざまな働きに関わっています。
通常、ビタミンCを経口摂取した場合、腸管から吸収できる量には限界があります。一方、点滴によって直接静脈内に投与することで、経口摂取よりも高い血中濃度に到達させることができます。
● 高濃度ビタミンC点滴療法をおすすめする方
- 疲れやすさが気になる方
- 忙しく、疲労がたまりやすい方
- 健康維持・体調管理を心がけたい方
- 美容やエイジングケアに関心のある方
- 肌のコンディションを整えたい方
- 紫外線による肌への影響が気になる方
- 喫煙やストレスなどによる酸化ストレスが気になる方
- 食生活が不規則で、ビタミン不足が気になる方
- がん治療中のQOL(生活の質)を維持・改善するための補助療法を検討されている方
※がん治療中の方は、現在受けている治療との兼ね合いがありますので、事前に主治医へご相談ください。
● 高濃度ビタミンC点滴で期待される効果
- 抗酸化作用
活性酸素による酸化ストレスから身体を守る働きが期待されます。 - 美容・エイジングケアのサポート
ビタミンCはコラーゲン生成に関わるため、肌の健康維持をサポートします。 - メラニン生成への作用
ビタミンCの働きにより、シミ・くすみなどが気になる方の美容ケアをサポートします。 - 疲労・体調管理のサポート
日々の健康維持やコンディション管理を目的として利用されています。 - がん治療における補助療法としての可能性
高濃度ビタミンC点滴については、がん治療に伴う症状やQOL(生活の質)への影響など、さまざまな研究が行われています。
※効果には個人差があり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
※高濃度ビタミンC点滴療法は、がんを治癒させることが確立された標準治療ではありません。がん治療の代わりに行うものではなく、補助的な治療として検討されるものです。
● 初回の点滴時に「G6PD活性」を調べるための採血検査を行います
G6PD(グルコース-6-リン酸脱水素酵素)とは、赤血球を酸化ストレスから守るために重要な酵素です。 日本人の中の約0.1~0.5%と非常にまれではありますが、生まれつきG6PDの働きが低い「G6PD欠損症」という体質の方がいます。その方に25gなどの高用量のビタミンCを投与すると、赤血球が壊れる「溶血」を起こし、重い貧血などにつながる可能性があります。ただし、12.5gなどの少ない量のビタミンCであれば、仮に「G6PD欠損症」であったとしても問題は起こることはないとされています。
そのため、当院では初回はG6PD活性を調べるための採血を行うと同時に、少ない量の12.5gのビタミンC点滴を行います。G6PD活性があるかどうかの結果は、採血してから1週間ほどでわかります。その結果を確認してから、2回目以降で25gの高容量の高濃度ビタミンC点滴を開始します。
※G6PD活性が基準を満たさない場合には、安全性を考慮し、2回目以降の高濃度ビタミンC点滴を受けていただけない場合があります。
● 点滴を受ける前にご相談ください
以下に該当する方は、高濃度ビタミンC点滴を受けられない場合や、事前に医師による確認が必要となる場合があります。
・ G6PD欠損症がわかっている方
・ 腎機能が低下している方、腎疾患のある方
・ 腎結石の既往がある方
・ 鉄過剰症(ヘモクロマトーシスなど)のある方
・ 妊娠中・授乳中の方
・ 現在、がん治療などでお薬を使用されている方
・ その他、重い基礎疾患のある方
持病や服用中のお薬がある場合は、診察時に必ず医師へお伝えください。
● 副作用・注意点について 高濃度ビタミンC点滴は一般的には比較的忍容性の高い治療ですが、点滴中または点滴後に、口渇、尿量の増加、吐き気、頭痛、寒気などがみられることがあります。
また、まれではありますが、腎機能障害や腎結石、G6PD欠損症の方では溶血などの重篤な副作用が生じる可能性があります。
安全に治療を行うため、患者様の体調や既往歴などを確認し、必要な検査を行ったうえで点滴を実施します。
● ご予約について
高濃度ビタミンC点滴療法は、保険適用外の自費治療となります。
費用は下記の通りです。
また、点滴には一定のお時間がかかるため、予約制とさせていただいております。
初めて高濃度ビタミンC点滴療法を希望される方は、G6PD活性を調べる採血検査を含め、まずは医師にご相談ください。
● 費用

